さよなら独身貴族 西部劇編

西部劇、戦争映画、時代劇について書いていくブログ。たまに書評。

映画

黒部ダムにいってしまったのだ

先日『黒部の太陽』を見直したのは黒部ダム初訪問のためだった。 そして今日ついに行ってきたのだ。黒部川は北アルプスのまんなかを走っていて両岸は3000m級の急峻な山々が位置している。なのでダムを作れば貯水量と落差を稼げるということで大正期から開発…

『黒部の太陽』はめちゃエモい映画だった

1968年日活製作。戦後の一大事業である黒部第4ダム建設にまつわるドラマ。 関西電力は関西地区の電力不足に対応すべく黒部川上流にアーチ型の大ダム建設を予定する。切り立った峡谷は貯水量、落差ともこれ以上ない立地であった。しかしそれ故に資材の搬入が…

ジェシー・ジェームズものの傑作『地獄への道』

西部劇には実在の人物をモデルにした作品が沢山ある。そういったモデルのうち最も有名なのはビリー・ザ・キッドとワイアット・アープであろう。それに匹敵する人気を誇るのがジェシー・ジェームズである。2008年にブラッド・ピット主演で『ジェシー・ジェー…

西部劇が本格的に始まるのは?

一番最初の西部劇は先日紹介したとおり1903年の『大列車強盗』であった。これは映画草創期の作品全般にいえることだが、ほとんどが短編で長くても60分くらいだった。1920年代終わりに映像と音声を同期した、いわゆるトーキーの長編が商業ベースに乗るように…

西部劇とはなんなのか

そもそも西部劇ってなんなのかというと、19世紀後半のアメリカ合衆国中西部を舞台にした映画だ。ほとんどは南北戦争後から1890年のフロンティア消滅宣言までを舞台にしている。 映画の黎明期から西部劇は制作されている、一番初めのは1903年の『大列車強盗』…

フレンチ・ノワールの新作『パリ、憎しみという名の罠』

ネオ・フレンチ・ノワールの巨匠オリヴィエ・マルシャルの新作『パリ、憎しみという名の罠』みた。倒産寸前の会社社長アントワーヌをブノワ・マジメルが演じる。多額の借金を抱えるアントワーヌは義父から子供の親権を渡すかわりに100万ユーロを与えるともち…

『イップ・マン 継承』

歴史に名を残す武術家イップ・マン(葉門)のドニー・イェンによる映画化シリーズ3作目。相変わらずドニー・イェンはかっこいいし、奥さん役の人はめちゃスタイルいいし、マイク・タイソン強すぎだ。なんといってもイップ・マンのライバルを演じたマックス・チ…

スターウォーズと私

私が初めてスターウォーズを見たのは5歳のときに『EP6 ジェダイの復讐』(いまは『ジェダイの帰還』)の封切りに父親に連れられて観に行ったときだ。ストーリーはよくわからなかったが、C3POやR2D2、ガジェットの質感、ライトセイバーの重力感のあるアクション…