さよなら独身貴族 西部劇編

西部劇、戦争映画、時代劇について書いていくブログ。たまに書評。

2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧

ハワード・ホークスの佳作『赤い河』

ハワード・ホークスは西部劇の巨匠というイメージがあるが、思いの外少なくて、以前に紹介した『リオ・ブラボー』のほか、『リオ・ロボ』、『エル・ドラド』、『赤い河』くらいである。しかしいずれも傑作、神話といってよいものだ。bosszaru21.hatenablog.c…

『掠奪の町』グレン・フォードとウィリアム・ホールデンがやたら若い

昔スターチャンネルに加入していたころに録画していたのが残っていたので観た。略奪ではなく掠奪であり、街ではなく町である。とりたててどうこういうような作品でもないのに、スターチャンネルは芸が細かいね。本作は南北戦争に敗れた二人の若者が、一人は…

ジョン・フォード騎兵隊三部作の三本目『リオグランデの砦』

さて先日の黄色いリボンに続いて騎兵隊三部作いってみよう。bosszaru21.hatenablog.com 本日は『リオグランデの砦』である。前2作に比べるとずいぶん暗い内容であり、前作よりもさらにホームドラマ色が強くなっている。 メキシコ国境付近の砦でジョン・ウェ…

ジョン・フォード騎兵隊三部作の二本目『黄色いリボン』

さて先日のアパッチ砦に続いて騎兵隊三部作いってみよう。bosszaru21.hatenablog.com 本日は『黄色いリボン』である。ストーリーは退役まで残すところ6日となったジョン・ウェイン演じるネイサン中尉を描くものである。 リトルビッグホーンの戦いで第7騎兵隊…

ジョン・フォード騎兵隊三部作『アパッチ砦』

西部劇は1970年ころからジャンルとしては終焉しつつあり、『ソルジャー・ブルー』はその象徴ともいうべき作品であった。bosszaru21.hatenablog.com これからしばらくはそういう楽しくない西部劇のことは忘れて黄金時代の作品について書いていきたい。とりあ…