さよなら独身貴族 西部劇編

西部劇、戦争映画、時代劇について書いていくブログ。たまに書評。

サム・ペキンパー

ペキンパー&マックイーンの『ゲッタウェイ』は銃撃戦満載の逃亡劇ふうな西部劇だった

スティーブ・マックィーンはサム・ペキンパーと『ジュニア・ボナー』で素晴らしい仕事をした。興行的にはふるわなかったが、好事家の評価は高い。bosszaru21.hatenablog.com これに引き続き、これまたアクション映画の金字塔『ゲッタウェイ』でペキンパーと…

ペキンパー&マックイーンの『ジュニア・ボナー 華麗なる挑戦』

サム・ペキンパー監督の『ジュニア・ボナー』は1970年ころのアリゾナ州を舞台にしており本来の意味での西部劇ではないけど、マックイーンつながりということで取り上げておこう。雰囲気としては『トム・ホーン』』と『砂漠の流れ者』をブレンドした感じかな…

訃報 八千草薫さんとロバート・エヴァンス

昨日、今日と偉大なる映画人の訃報に接したのでブログに書いておく。 一人目は八千草薫。彼女の出演作はいくつか観ているが、断トツに印象に残っているのが『ガス人間第一号』である。 高校生の頃、ガチのサイキッカーだった私は竹内義和氏推奨ということで…

サム・ペキンパー最初の西部劇『昼下がりの決斗』

サム・ペキンパーは5本の西部劇を撮っている。bosszaru21.hatenablog.com bosszaru21.hatenablog.com bosszaru21.hatenablog.com 本日は4本目である『昼下がりの決斗』である。本作は映画監督デビュー前のテレビ時代を除けば、ペキンパーの最初の西部劇であ…

ビリー・ザ・キッド meets サム・ペキンパー『ビリー・ザ・キッド21歳の生涯』

サム・ペキンパーについてさらに書いていきます。bosszaru21.hatenablog.com bosszaru21.hatenablog.com ビリー・ザ・キッドは19世紀末のアメリカのアウトローで、フロンティアが消滅した西部で、事業家タンストールにガンマンとして雇われ、リンカーン郡戦…

ペキンパーの闇雲にセンチメンタルな一作『砂漠の流れ者』

先日からサム・ペキンパーについて書き始めたわけであるが、『ワイルドバンチ』のような流血が一つの特徴といえるが、必ずしもそれだけではないのだ。 bosszaru21.hatenablog.com 時代遅れになっていく男たちが主要なテーマであるからして、どうしてもセンチ…

時代に取り残された男たちを撮り続けたサム・ペキンパーの傑作西部劇『ワイルドバンチ』

先日、1970年ころから出現したオルタナティブな西部劇について少し紹介した。このジャンルは僕が西部劇の中で最も好きな作品をたくさん含んでいる。bosszaru21.hatenablog.com そしてこの分野に多大なる貢献をした映画監督がサム・ペキンパーである。 ペキン…